肝臓の仕組み

肝臓は横隔膜の下、胃の隣にあります。
右の上腹部のほとんどを占めており、重さは1000g~1200gで、身体の中では最大の臓器です。

≪肝臓の働き≫
●代謝・・・食べ物から摂った糖、タンパク質、脂肪を体内で使える形に変えて貯蔵し、必要な時にエネルギーのもととして供給します。
●解毒・・・アルコールや薬、老廃物などの有害な物質を分解し、身体に影響を及ぼさないように無毒化します。
●胆汁の生成・分泌・・・肝臓で作られた老廃物を流す胆汁を生成・分泌します。胆汁は、脂肪の消化吸収を助ける消化液でもあります。

このように肝臓はとても重要な臓器です。オルニチンサプリとタウリンサプリなどでケアしていきましょう。

血液検査から見る肝機能

GOT(AST)・・・幹細胞をはじめ、腎臓や心筋の細胞内に多く含まれる酵素です。
この酵素はタンパク質を分解してアミノ酸を作り、身体の代謝がスムーズに行われるための重要な役割りを担っています。
しかし、肝細胞や心筋の細胞内で何かしらの障害(肝機能障害・心筋梗塞など)が起こると、血液中にGOTが流れ出し数値が高まります。

GPT(ALT)・・・肝細胞に多く含まれる酵素で、アミノ酸をつくり、代謝を助ける役割を担っています。
肝臓や胆汁が流れる胆道に障害が起こると敏感に反応し、血液中の数値が高くなります。

γ-GTP・・・肝臓、腎臓、膵臓、小腸などに含まれる酵素です。
肝臓の機能にはアルコールや薬物などを無毒化する働きがあります。
この無毒化に重要なグルタチオンという物質の働きを?-GTPが助けます。
お酒を飲み過ぎる人や脂肪分を多く食べている人は、数値が高くなります。
また、胆石などで胆道が塞がり、胆汁が流れにくくなると血液中にあふれ出てきます。

疑われる疾患

〔GOT〕〔GPT〕共に高値
↓↓↓
急性肝炎、アルコール性肝障害など

〔GOT〕<〔GPT〕
↓↓↓
慢性肝炎、脂肪肝など

〔GOT〕>〔GPT〕
↓↓↓
肝硬変、肝がん、心筋梗塞、筋ジストロフィーなど

〔γ-GTP〕高値
↓↓↓
アルコール性肝障害、急性肝炎、肝がん、胆管がんなど


ライフスタイルの見直し~食事

高タンパク・高ビタミンという栄養素がそろった食事をカロリーオーバーにならないように食べることが重要です。
更に肝臓の機能を改善するには、脂肪分や糖分の量も気にする必要があります。

ウィルスなどによって傷つけられた肝臓は、その修復のためにタンパク質やビタミン、糖分を使います。
また、ウィルス退治に欠かせないのが白血球や免疫物質です。
これらを作る主な成分がタンパク質なのです。
また、ビタミンは身体の様々な生理作用にとても重要な役割を果たします。
しかし肝炎にかかると血液中のビタミンの合成と貯蔵は急激に低下しますので、 肝臓の修復に不可欠なビタミンを積極的に摂取することが肝機能を改善する上で非常に重要になってきます。

その為、おかずの品数を、主菜1品・副菜1~2品とします。肉・魚などの主菜は脂質も含まれるため、エネルギー過剰にならないよう主菜は1品にとどめます。
野菜、きのこ、海藻類の副菜は低カロリーでビタミン、ミネラル食物繊維が豊富です。
これらたっぷり摂っていただきたいので、増やすなら副菜を増やすようにしましょう。

ライフスタイルの見直し~飲酒・喫煙

アルコールをご飯の代わりにする人がいます。
しかし、アルコールはご飯の代わりになりません。
アルコール飲料にはエネルギーのみで栄養素がほとんど含まれておりません。
ご飯には炭水化物の他、ビタミンB1、食物繊維などが含まれています。
アルコールを適量にしてご飯を軽くお茶碗1杯食べるようにしましょう。

☆適度な飲酒の目安量☆
日本酒なら・・・1合
焼酎なら・・・ロック1/3杯
ビールなら・・・中瓶1本
ワインなら・・・グラス1杯半
ウィスキーなら・・・ダブル1杯

また、タバコに含まれるニコチンやタールなどの有害成分は肝臓で分解されるため、タバコは除けな負担を肝臓に与えることになります。